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ボツリヌス中毒 [医学~臨床]

ハチミツ入りカップケーキの話題から、
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2012-03-25
ボツリヌス菌とボツリヌス中毒について勉強しています。
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2012-03-29

今日はボツリヌス中毒について、臨床的な勉強をします。

<潜伏期は?>
通常は12~36時間とされていますが、もっと短いものや長い症例もあるようです。
3時間~14日までの報告があるとか。
毒素別で見ると、E型で潜伏時間が短く、B型は潜伏時間が長いようです。

<症状は?>
最初は嘔気・嘔吐。
その後急激に神経麻痺症状が出現します。
つまり、複視・眼瞼下垂・瞳孔散大などの眼の症状や
耳鳴り・難聴・仮面上顔貌などの球麻痺症状、
唾液・発汗などの分泌障害、構語困難・嚥下障害・呼吸困難などです。


検査と診断は?


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ボツリヌス菌 [医学~臨床]

ボツリヌス中毒を予防するために、
ハチミツは1歳未満の乳児に与えない様にしましょう、という記事を書きました。
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2012-03-29

今日からは、ボツリヌス菌とボツリヌス中毒について勉強します。
そもそもボツリヌス菌とはどんな菌でしょう?

菌の特徴としては、グラム陽性・芽胞形成性・嫌気性の桿菌だそうです。
数本の鞭毛を有し運動性があり、0.8~1.2×4~6μmの大きさです。
A、B、C(Cα,Cβ)、D、E、F型に分類され、それぞれに毒素産生性があります。
ボツリヌス菌が産生する毒素自体も
A、B、C(C1,C2)、D、E、F型に分類されています。

ニュースなどで取り上げられるボツリヌス食中毒(食餌性ボツリヌス症)は、
ボツリヌス菌が食品に付着していて、菌が増殖して神経毒素を産生し
この毒素で汚染された食品を摂取することで起こる、毒素型細菌性食中毒です。
神経毒素のうちA、B、E型によるものが多いそうです。

日本で多いのは”いずし”による食中毒が多くこれはE型毒素によるものですが、
B型による輸入キャビア瓶詰、A型による真空パックの辛子蓮根なども報告されています。

治療への応用


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凍傷5 [医学~臨床]

凍傷を代表とする低温障害について勉強しています。
今日は凍傷の予防についてです。

凍傷は、寒冷刺激と血行不全によって起こる事は記事にしましたし
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2012-02-27
なりやすい環境や要因も勉強しましたので、
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2012-02-28
予防はこれらの原因をなるべくさけること!です。

具体的には・・・
寒冷刺激を避けるために、極度の寒さ、濡れた服、風による体感温度の低下を防ぐ。
血行不良を避けるために、きつい衣類やブーツ、窮屈な姿勢をやめる。
また喫煙、飲酒、疲労も血行不良の原因となりますので、
これらの嗜好をなるべく避けたり、無理しないというのも大事なようです。

血行不全の原因となる疾患のある人では、特に早めのケアが必要です。

その他の特殊な状況では…


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凍傷4 [医学~臨床]

関東では、昨日はこの冬の寒さが最後の威力を見せつけた様な一日でしたね。
今週は凍傷について勉強しています。

今日は凍傷になってしまった時の対処法・治療法についてです。

原則としては、傷害部位をぬるま湯に浸して温めます。40℃から42℃くらいが目安です。
定期的に温かいお湯を注ぎ足し、お湯の温度を保つようにするのがコツです。
耳、鼻、頬などで湯に浸すのが難しい場所は、温かい布や人肌などをあてがって
ゆっくりと温められる様に工夫します。

もちろん、冷たい環境から離れる事も大切なので
暖かい場所に移動したり、暖かな着衣・環境にする事も大切です。

ただし、傷害部位を擦ったり、叩いたり、マッサージしたり、動かして温めたりするのは
凍傷部位に含まれる氷の結晶が周囲の組織を傷つける恐れがあり、
かえって組織の損傷をひどくするので行なわないようにします。
凍結組織が一度溶けかけてその後再凍結すると、傷害がさらに悪化するとも言われています。

いつまで温めるか?
皮膚が軟らかく血色が戻るまで、自由に動かせる様になるまでが目安になります。
温めている最中に、強い痛みを感じる事が多いようです。
凍結組織の中に含まれる神経組織が、解凍される際に痛みとして感じるのだそうです。

医療としての治療法は?


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凍傷3 [医学~臨床]

関東地方では、今朝は大雪が降っているようですね。
この冬最後の大雪でしょうか。

今週は、凍傷に代表される低温障害について勉強しています。

凍傷で一番怖いのは、やはり組織のダメージ(傷害)が大きすぎて
もう元通りに戻らない不可逆的傷害を負う事でしょう。
最悪の場合、切断なども考慮しなければなりません。

早期に凍傷を発見・治療開始して、不可逆的傷害を回避するためにも
凍傷の”症状”を勉強しておきたいと思います。


最初の自覚症状は、ピリピリ・ちくちくといった痛みです。
ピン等ででつつかれたような感覚で、痒みと感じる人もいます。
その後も寒冷環境が続くと、しびれ感や灼熱感が加わってきます。
さらに凍傷が進行すると、その部分の感覚がなくなってしまいます。

外観上(見た目)の症状は、最初は表皮が赤く腫れてきます。
その後も進行すると、徐々に暗紫色に変色してきます。
途中で水疱や硬い紅斑を伴う場合もあります。
やがて蝋のような白色になり、皮膚が硬くなるため、まさに蝋の様な状態になります。
その状態が長く続くと、壊死部分の脱落に至ります。

侵される深さによる分類


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凍傷2 [医学~臨床]

昨日から、凍傷に代表される低温障害について勉強しています。
今日は、凍傷になりやすいって、どんなの?についてです(^^)

まずは凍傷になりやすい<状況>。
一般にはマイナス4℃以下で発症しますが、
0℃以下(氷点下)であれば、時間が長くなると凍傷になりうるとの事ですので
氷点下の温度に皮膚がさらされる状況であれば、凍傷になり得ます。

容易に想像がつくとは思いますが
雪山や高い山、氷の張った湖や川、海などでは危険性が高くなります。
また、冷凍庫や低温室の中もそうですし
冷たいものに指や手を浸した状況でも、凍傷の危険性があります。
液体窒素のような超低温の液体を扱う時にも注意が必要です。


凍傷になりやすい<部位>はというと、
低温にさらされやすい(曝露面積が広い)部分、そして
血行が低下しやすい心臓から遠い末梢部分になります。

具体的には、四肢の指趾が最も多いのですが、
耳や鼻や頬などにも発症しうるので注意が必要です。

人側の要因は?


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凍傷1 [医学~臨床]

先週は低温やけどの勉強をしましたが、
今日から凍傷をはじめとする低温障害について勉強します。

『低温によって皮膚のダメージが起こる』というイメージなのでしょうか、
低温やけどと凍傷とを混同してしまう事があるみたいです。
医療スタッフでも思わず間違ってしまう事があるようで、
これを記事にしようと思ったきっかけも、身近なスタッフからの質問でしたゞ

凍傷は「寒冷刺激が原因で生じる皮膚・皮下組織の局所傷害」です。
一般にはマイナス4℃以下の凍結環境にさらされた場合に、
組織の凍結を伴って発症し、皮膚に様々なダメージ症状が見られます。

ちなみに、凍結は伴わず、低温に曝露されたために起こる皮膚ダメージの場合は
『凍瘡』と呼び、凍傷とは分けて表現されます。しもやけが最も有名ですね。

発症機序は?


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低温やけど4 [医学~臨床]

低温やけどの勉強をしています。今日まででいったんおしまいです。

火傷を負ってしまったら、どうするか?です。
予防が一番大事!と記事にしましたが
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2012-02-23
もし受傷したら初期治療・早期治療開始が重要です。

低温やけども、普通の火傷(高温の熱源に短時間触れて受傷する火傷)と同じく
受傷したと気付いたらすぐに冷やす事が大事です。
もちろん、熱源との接触をやめ(湯たんぽや懐炉を離す、ホットカーペット類から離れる)
可能な場所であれば、流水での冷却が良いと言われています。

よく知恵袋的に使われる、アロエや味噌やジャガイモ・キュウリなどはダメです。
冷却効果を期待できそうなのでそういわれているのかも知れませんが、
流水の方が断然清潔で、比熱も高い(=冷却効果も高い)です。

病院での処置は?


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低温やけど3 [医学~臨床]

今週は、低温やけど(火傷)・低温熱傷について勉強しています。
今日は”低温やけどは思ったより重症なことが多い”についてです。

低温熱傷に限らずやけどの重症度は、Ⅰ度からⅢ度で表現されます。

 Ⅰ度:
  火傷が表皮までに留まるもの。ヒリヒリして皮膚が赤くなる。
  火傷跡は一過性、数日~1週間で治癒する事が多い。
 Ⅱa度(浅達性Ⅱ度):
  浅い真皮まで。痛みが強く、皮膚は赤いだけでなく水疱を形成する。
  色素沈着などが残る事があり、1~2週で治癒。
 Ⅱb度(深達性Ⅱ度):
  深い真皮まで。痛みがあるが軽度のこともあり、皮膚は赤く腫れ水疱形成とその深部は白くなる。
  軽度の瘢痕が残る事あり、治療に1~2ヵ月かかる。
 Ⅲ度:
  皮下組織に達する。痛みはなく、表面の皮膚は白く乾燥していたり壊死している事もある。
  瘢痕やケロイドなどが残る、治療は2ヵ月以上かかる事も多い。

当然ですが、重症ほど治療に時間がかかります。

ダメージからの回復自体にも時間がかかるのはもちろん、
皮膚・皮下組織へのダメージが強いために
血行不全や炎症の強さから感染症のリスクが上がりますし、
壊死した組織は感染源・再生阻害をしますので除去しなければならないため
除去手術(デブリドマン)や皮膚欠損部への植皮・皮弁などの外科手術が必要となる事もあります。

”意外に”重症な低温やけど


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低温やけど2 [医学~臨床]

低温やけど(火傷)、低温熱傷について勉強しています。
今日は、低温やけどを受傷する原因・要因についてです。

低温やけどの原因となる低温熱源としては、
使い捨てカイロを含む懐炉、そして湯たんぽが断然多いようです。
肌に近いところで直接密着しうる熱源だからでしょうか。

一昨日の記事にも記しましたが
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2012-02-20
私個人の経験でも、今冬になって急に増えた低温やけどの患者さん達は、
全員の原因熱源が『湯たんぽ』でした(^^ゞ

他に、床暖房やホットカーペットでも低温火傷が起こりうるようです。
これらの上で寝込んで同じ姿勢を続けたりする様な状況でしょうか。

ストーブやファンヒーターなどでも、同じ箇所に熱気が当たり続ければ
低温火傷の原因となり得ます。

Wikipediaには、ノート型パソコンを膝に載せて使用したためにひざ(恐らく大腿部?)や
キーボードやパームレスト部の放熱でてのひらが低温やけどをするとの記載があります。
「へ~、そんな事もあるんだ~」という感想です(^^;

受傷する人側の要因は?


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