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ダウン症に多い合併症 [小児の発達]

今日から7月です。今年も後半に入ったことになり、早いですね。

さて、先月初めから、平日のお勉強記事として
ダウン症;ダウン症候群;Down syndromeの勉強をしています。
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-06-02 から

主に身体面の特徴を勉強してきましたが、今日は
アメリカ小児科学会 のガイドラインの概論部分から、
ダウン症の合併症を勉強しておきたいと思います。
主な情報ソースはアメリカ小児科学会 のガイドラインです。

まずは、合併症というより症状の一つともいえる
精神発達遅滞についてです。

「精神発達遅滞の程度は様々で
軽度(IQ 50-70)から中等度(IQ 35-50)、時に重度(IQ 20-35)である。」

確かにダウン症の精神遅滞は、ダウン症だから‥と一括りにできないと感じます。
やり取りも上手で、同じくらいよく理解している子供もいますし
やり取りの割に理解が難しいのだなあと感じる子供もいれば
やり取りの稚拙さが年齢を重ねても変わらないなぁと思う子供もいます。

同じダウン症でも、個人個人によってそれぞれ、それこそ様々だと実感しています。

その他にも、頻度の高い合併症が紹介されています。

「先天性心疾患(50%)」
確かに生後間もなく、手術が必要な心疾患を合併している子供も多くいますし
手術をしなくても、定期フォローとして心エコーをして貰っている子供も多いです。

「白血病(<1%)」
多いと言っても、かなり稀です。
ただ、ダウン症でない子供に比べると、多いという事になるのでしょうね。

「難聴(75%)、浸出性中耳炎(50- 70%)」
聞こえにくさも、理解のむずかしさを複雑にしている子供も多いです。

「ヒルシュスプルング病(<1%)、消化管閉鎖(12%)」
消火器関連の合併症も色々あり、頻度も様々なのですね。

「眼疾患(60%);その内、白内障(15%)、severe retractive errors(50%)」
retractive errorsは、屈折異常です。
確かに見えにくい子供も多く、眼鏡をかけて頑張って矯正している子供もいます。

「先天性股関節脱臼(6%)」
体の柔らかい子供に多いとの報告もあるため、低緊張のダウン症児には多いのかもしれません。

「閉塞性睡眠時無呼吸(50-75%)」
こちらも低緊張が影響しているようにも思います。

「甲状腺疾患(15%)」
意外と多いですね。内分泌チェックも必要です。

これらの疾患が合併しやすい事を知っておくことで、過度に恐れる必要はないものの
疑わしい所見を見つけたらすぐにコンサルトできますし、
または疑わしい所見がないかを疑って診察したりするといった行動に反映できそうです。

きちんと知っておくのは、大切ですね。



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