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ダウン症の頸の骨 [小児の発達]

先週から、平日のお勉強記事として
ダウン症;ダウン症候群;Down syndromeの勉強をしています。
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-06-02 から

見た目の特徴に加え、
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-06-04
「体の柔らかさ」についてを勉強しています。

前回は運動発達が遅れる、という事を記事にしました。
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-06-10

今日は、ダウン症に起こりうる環軸椎亜脱臼についてです。
首の骨(頸椎)の中にある関節も緩いために、頸椎の並びが乱れるものです。
中でも、第一頸椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)との間で緩みが出て
亜脱臼となることが良く知られています。


環軸椎が亜脱臼すると、椎体の後方スペースが減少します。

(上位腰椎レベルまでは)椎体の後方には、脊髄が走行しています。
脳と脊髄は、体の様々な部分を制御していて、中枢神経と呼ばれていて
一般に脳に近い(上位の)方が、生命を維持するのに重要な機能を持ちます。
環軸椎レベルは、脳から脊髄に移行したての最も脳に近い部分と言えます。

呼吸に関わる筋肉を制御する部分はもう少し下にありますので、
(横隔神経は3-5頚髄、肋間筋は胸髄レベル)
環軸椎レベルで頸髄損傷が起こると、呼吸筋麻痺を来し
呼吸停止となりうるわけで、とても怖いですね。
そのまま適切な処置がなされない場合、それは死に直結します。

この環軸椎亜脱臼は、どうやってみつけるのでしょう?
どんな症状が出るのでしょうか?
実は、全く症状が出ないまま亜脱臼となっていて
外傷などを契機に急に脱臼に陥ることがあります。

この“知らない間に亜脱臼”を見つけるにはX線検査をするしかありません。
頸椎の前屈位・後屈位での側面像を撮ると分かります。
特に前屈位の時に、環椎が前方に動いているのを捉えるのが大事です。

アメリカ小児科学会の、ダウン症患児の健康管理ガイドラインにも
これについての記載があります。
「3歳から5歳で、環軸椎の不安定さと亜脱臼がないかどうかをレントゲンで調べる。」
「就学前に一度行う。
これらの検査の必要について疑問とする意見もあるが、
障害児オリンピックへの参加に際しては必要であろう。
これらの検査はスポーツに参加する人や症状がある人には重要である。」


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