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FAIになりやすい子供の病気1 [医学~臨床]

股関節痛や可動域制限の原因になるFAI; FemoroAcetabular Impingement。
難しそう、と敬遠せず^^;頑張って勉強するぞ! シリーズ(^^)

FAIのタイプ分類はさすがに覚えましたね。
 大腿骨→cam type, 臼蓋→pincer type, 併存→combined type

普段こどもの股関節疾患を診ることが多いので、
FAIの原因になりやすいとされているこどもの病気について勉強します。

今日は、大腿骨頭すべり症です。
この病気についてブログで勉強したことはないと思いますが、定かでありませんゞ

ごく簡単にこの病気を説明すると、
「大腿骨頭の成長線が閉じる前までに、成長線部分で骨端核が後方にすべってしまう」ものです。
急激に発症するものもあれば、じわじわ発症するものもあり
また痛みの程度も歩けないほどから、歩けるけれども痛みがあるなど、様々です。

すべり.png
骨頭の最も近位の、丸みを帯びた部分(骨端核)が後方にすべっています。
股関節の側面像で良く分かります。
すべりのない普通の股関節の側面像と比べるとよく分かりますね。
健側.png

ちなみに大腿骨頭すべり症は、“見つけたら手術”が基本です。
みつけた時点で、頸部と骨端核とを固定します。
さもないと、その後もじわじわと、あるいはちょっとしたはずみに急激に
すべりが進行してしまうため、変形を残す可能性が高くなるからです。

さて、FAIとの関連に戻ります。
すべり症は、適切に治療されることで、
すべった部分の変形が自己矯正される事が多いとされています。
自己矯正力の強い子供の骨の病気ならではの、有利な点ですね。

しかし、残念ながら全ての股関節の、すべての変形が矯正される訳ではありません。
すべりの程度や形態、手術の時期や方法などによって
変形が残ることがどうしてもあります。

大腿骨近位の関節に関わる部分にある変形で、
前方や外側に出っ張りがある事も多い訳ですから、
cam typeのFAIを招くことがありうるというわけです。

大腿骨頭すべり症の治療をしたら、FAIのリスクが残ることを
治療者も、患者さん(や保護者)にも、離解しておく必要がありますね。


ほかにもFAIの原因になりうる子供の病気がありますので
別記事で勉強していきます!
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