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FAI; FemoroAcetabular Impingementとは? [医学~臨床]

いま現在、こども達の身体を診るのが仕事なのですが、
ここ最近、股関節痛でFAIと思われる状態のこどもが続発しました。

少し前から、整形外科では話題に挙がる事が多かったFAIという概念。
実は、病態がなかなか難しそうな気がして、勉強するのを敬遠していました(^^;
これを機会に、性根を据えて!ちゃんと勉強したいと思います(^^)

まずは基本の基本から!
FAIとは、Femoroacetabular Impingementの略称です。
直訳すると『大腿臼蓋の衝突』という事になるでしょうか。
大腿臼蓋インピンジメントと呼ぶこともあるようですが、FAIとそのまま呼ばれる方が多いと思います。

impingementは、整形外科では他の部分でも時々使われる言葉で
肩峰下インピンジメントなどがあります。
挟み込み、という意味もありますね。

股関節は大腿骨と骨盤の一部とで構成されています。

もう少し細かく見てみると、股関節を形成しているのは
大腿骨の中でも、大腿骨頭という球状部分+そこに続く大腿骨頸部という部分、
骨盤のなかでも寛骨臼(≒臼蓋)という、球に対する臼状の部分になります。
Risser分類.jpg
(以前Risser分類を勉強した時の画像ですが、股関節も描かれていますので参考までに)

FAIとはどんな概念・病態なのか、ものすごく大まかにいうと
その名の通り、大腿骨と臼蓋とがぶつかってしまう状態と言えます。

球状の関節であるおかげで、
FAIでない、つまり健康といえる股関節では
前後(屈曲伸展)・左右(内外転)・ひねり(内外旋)の方向へ、様々な動きができます。
肩関節ほどとはいえませんが、荷重のかかる関節でこれほど
動きの範囲も種類も大きな関節は、ヒトの身体では他にありません。

しかし、何らかの原因でFAIの状態になると
その動きの途中で衝突や挟まりこみなどの障害が出て
動く範囲が狭まったり、痛みが出たりしてしまうという訳です。

ちなみに健康な股関節はそれはそれは滑らかな関節面を持っていて
その摩擦係数はどんなに優れた工学技術をもってしても再現できていない程とか。

このFAIについて、本腰を入れて勉強するシリーズ!はじめます(^^)
患者さんや保護者の方へ、また他のドクターや医療従事者の方々へも
きちんと説明できる程度!を目標に、ちゃんと勉強していきたいと思います。
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