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DMDへのステロイド8 [小児の発達]

DMDの患者さん・ご家族へ向けて作られたガイドブックの
第4章『神経筋のケアの仕方』表1.にある”ステロイドの副作用”を読んで
ステロイドの副作用の基本を勉強しなおしています。

既に勉強したのは、以下の項目です。
体重増加・クッシング徴候http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-02-03
多毛症とにきび・白せん・いぼhttp://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-02-12
発達の遅れhttp://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-02-16
行動の変化http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-02-18
副腎抑制http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2015-02-20

今日は高血圧と耐糖能異常を勉強します。

副作用
「高血圧」

解説と対処法
「受診ごとに血圧を測定して下さい。」

考え、医師と話し合う点
「血圧が上昇していた場合、塩分制限や体重を落とすことが
最初に取るべき有効な手段です。
もしこれで十分な効果がなければ、医師は
降圧剤(ACEやβ-ブロッカー)の処方を考慮する必要があります。」

ステロイドの服用が長期にわたると、内分泌系の異常が顕著になることがあります。
ステロイドは副腎皮質ホルモン同等の効果がある合成薬ですから、当然ともいえます。

幼少時からの高血圧は、全身の血管の弾力性を失う事になりかねませんし
出血時のリスクを高くもしますので、必要時には治療対象となる訳ですね。

おなじく、ステロイド長期服用による内分泌系の異常として
耐糖能異常はよくみられる副作用です。

副作用
「耐糖能異常」

解説と対処法
「受診ごとに、尿検査で尿糖を検査しましょう。
尿量の増加や、のどの渇きが強くなっていないかたずねましょう。」

考え、医師と話し合う点
「尿検査で尿糖陽性であれば、血液検査が必要になるでしょう。」

ステロイド長期服用で糖尿病予備群状態になりやすいのですね。
糖尿病予備群状態では易感染性が上がるとも言えますし、
やはり血管の弾力性を失う事にもつながります。

多飲多尿など、糖尿病のような症状を感じていないかどうか、
確認する必要があるという訳ですね。

症状があればルーチンの尿検査にくわえ、血液検査をして
場合によっては糖尿病の治療も必要になります。


こうして副作用ばかりを勉強していると、怖い印象をもたれるかもしれませんが
ステロイドはまちがいなく非常に優れた薬です。
DMDにに対しては、”唯一”の進行抑制効果が確認されていて
治療として一般化されている薬剤だという事も忘れてはなりません。
もうしばらく、この副作用シリーズをつづけます。
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