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アトピー性皮膚炎に関する遺伝子領域発見 [医学~基礎]

今日はちょっと頑張って勉強した、
医学基礎系のお勉強内容のメモ記事です(^^)

少し前の事になりますが・・・
アトピー性皮膚炎関連遺伝子発見のニュースが、
理化学研究所のホームページで発表されました。

日本人のゲノムワイド解析によって、
アトピー性皮膚炎に関連するゲノム領域が8つ発見されたそうです。
http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2012/121008/detail.html

アトピー性皮膚炎はこどもの診療をしていると良くみる疾患で、
本人はもちろんご家族も、悩み工夫し長くつきあう事が多い疾患です。

今回のニュースは、正確には
「患者に多く見られる変異があるゲノム領域が発見された」ということで
明確に”どの遺伝子が発症に関連している”と分かった訳ではないのですが、
この部分にある変異(一塩基多型;SNP)があるかどうかによって、
アトピー性皮膚炎にかかりやすいか否かが(ある程度は)分かるとも言えます。

※SNP、遺伝子多型、ゲノム解析については、いずれ別記事で勉強したいと思います。

アンジェリーナジョリーさんの乳房切除で話題になった
いわゆる「オーダーメード医療」に関わるニュースとも言えます。

興味深いのは、今回発見されたゲノム領域には
既に免疫・炎症に関わる事が特定されている遺伝子が複数あったり
気管支喘息に関連する領域とも重複していたりする、という点です。

アトピー性皮膚炎や気管支喘息に
アレルギー(免疫)や炎症が関与している事は臨床的にも明らかですし、
学生時代に勉強した時にも、すでに教科書に載っていました。

それがゲノムレベルでも関連が示唆されたといえます。
もしかしたら、研究者からすれば逆に
「これらの遺伝子・領域が含まれているので、アトピー性皮膚炎関連領域として自信を持てる!」
という話かも知れません。

アトピー性皮膚炎は患者さんが多く、
そのぶん治療法はある程度確立されているようですが
一般的には対症的治療で軽快を待つというスタイルのようです。
治癒までは、本人はもちろん家族も含めて悩まされる疾患でもあります。

今後も研究が進み、新しい薬や治療法が開発されていくと良いですね。


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コメント 2

エコピーマン

ご訪問&nice ありがとうございました
私も 幼少の頃喘息・アトピー・過敏症・花粉症など 持っていて
ヒトゲノムの解析・解明にはすごく興味があります
米国では 1万円ほどで遺伝子レベルで 将来罹患するある程度の
疾患を 特定出来るキットで調べられるので ぜひ調べてみたいとも
思っています
アレルギーの免疫システムが解明されること 治療が確立することが
早く訪れることを願っています
7割の病気が治せるようになるということなので
ノーベル賞間違いないですね ...(´ー`)b
by エコピーマン (2013-08-21 00:37) 

Kite

エコピーマンさん、コメントありがとうございます。
いわゆる”アレルギー体質”なのですね。
四季があり食物も豊富な日本は、なかなか大変ですね(^^;
研究・診療・予防など、日々の進化に期待して暮らしていきましょう(^^)
by Kite (2013-08-24 15:37) 

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