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CRPS~ステロイド [医学~臨床]

自らの勉強のメモとはいえ、マニアックな記事が続いていますのに、
変わらずたくさんのアクセスをいただいて、ありがとうございます。

メモ代わりに・・・とか、勉強する動機のひとつに・・・とか言いつつも、
やはり沢山のアクセスやnice! をいただけると励みになります(^^)
またコメントでいただいた質問で、勉強し直すきっかけにもなっていて
大変ありがたく感謝していますm(__)m

さて、マニアック記事はまだまだ続きます(^^ゞ
軽い怪我が長い経過を経て重篤な後遺症を残す病気、
CRPS:複合性局所疼痛症候群についてですが、
今日から具体的な治療法を勉強します。

最初に、「早期のCRPS」に対する薬物治療についてです。
「早期のCRPS」と診断してhttp://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2011-11-09
痛みや浮腫が長引いている場合には、外傷後の炎症の遷延が考えられます。

そこでまず、抗炎症作用を期待してステロイドを投与します。
痛みや浮腫のある局所に効くように投与しますが、
まだ関節拘縮のない場合は内服薬として、
拘縮があったり内服無効の場合には局所静脈内投与が行われます。

局所のステロイド濃度を考えると、当然静脈内投与の方が有利なのですが、
まずは患者さんに服んでもらうだけで負担の少ない内服から!というわけです。

1)内服投与

プレドニゾロン換算で1日20~30mgを、まず1週間処方します。
5mg錠なら1日に4~6錠となり、結構多いなあという印象です。
しかし、少量投与 例えば1日5mg等では無効なようで、
最初に十分量を投与するのが大切なのだそうです。

この量で1週間で効果がなければ直ちに中止です。
効果があれば5~7日毎に漸減しながら、その後2~4週続けます。
(ステロイドは副腎皮質ホルモンという生体ホルモンなので、
急にやめると急性副腎不全を起こしかねないのです。
そのため、基本的にはゆっくり減らしてからやめるという約束があります)


2)局所静脈内投与

四肢の比較的末端の処置をする時に使われる<局所静脈内ブロック>という
麻酔・除痛法を応用して、局所麻酔薬にステロイドを混合して用います。

以下に、具体的な方法の一例を紹介します。
1.患肢の体幹に近い部分(上腕近位や大腿近位)に空気(タニケット)駆血帯を巻いておく。
2.手背や足背に静脈ルートを取る。
3.患肢を挙上したうえで脱血処置(エスマルヒ包帯等を巻くなど)。
4.タニケットに加圧し、駆血を行う。
5.静脈ルートから1%リドカイン20ml+ベタメタゾン(商品名 リンデロン)20mgの混合液を注入。
6.患肢が無痛状態となったら、拘縮のある関節を徒手的に動かしたり(マニュピュレーション)、
 浮腫部分のマッサージを行ったりする。
7.40~60分たってリドカインが代謝された頃にタニケットを開放する。
 (この際の局麻中毒に要注意!)

このブロックを最初は週に2回、数回目からは週に1回行い
最大10回まで行います。

あすは、ステロイド以外の薬物療法です!

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山口洋子

北海道人です。最近北海道で栽培に成功したシーベリー(英名シーバックソーンと言います)ご存知ですか。フィトケミカルが多く、不飽和脂肪酸Ω3,6,7,9を含みます。パルミトレイン酸を多く含みます。特に北海道ではロシアのオビルピーハ種を栽培しておりシーベリーの中で抗酸化作用が最も強いといわれております.旧ソ連時代より皮膚疾患の研究に利用され、現在ロシアでは市販薬として出回り始めたようです。輸出禁止植物であったため日本では存在を知らなかった。北海道では産学官で研究が始まります。私は朝と、寝る前に果実で生ジュースを作り飲んでいます、朝のお通じにビックリ、吹き出物がなくなりましたよ。脱ステロイドで苦しんでいる娘の赤ら顔がよくなっています。シーベリーとは日本で最近つけた和名です。抗酸化作用の脂質がおおくオイルはヒッポファエオイルとして皮膚病に使われています。天然の美肌果実北海道にありますよ。
by 山口洋子 (2011-11-10 17:24) 

Kite

山口洋子さん、コメントありがとうございます。
素敵な所にお住まいですね。
シーベリーの情報もありがとうございます。
まず気になったのはお味ですが、美味しいですか(^^)

また、ステロイド離脱時のトラブルに効果があるとのことですが、どんな仕組みなんでしょう?
もしご存じでしたら教えて下さいm(__)m
by Kite (2011-11-11 14:07) 

アットノン

crpsで検索してたどり着きました。当方、crps疑いとして足裏受傷後1ヵ月後浮腫の症状、2ヵ月後に大学病院のペインクリニックで硬膜外ブロック、トラムセット、リリカ処方で、痛みは緩和されましたが、浮腫は相変わらずです。ペインクリニックでは浮腫はあまり重視しないようですが、少し不安です。この先浮腫はどうなるんでしょうか?
by アットノン (2016-04-16 08:47) 

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