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骨形成促進剤テリパラチド [医学~基礎]

骨形成を促進する骨粗鬆症の新しいお薬について、昨日記事にしました。
イーライリリー社から販売されているテリパラチド(フォルテオ)というお薬です。
2010年7月に製造承認 9月に薬価収載された、日本では最新の骨粗鬆症治療薬といえそうです。

この薬について、今日はちょっと専門的な勉強をします。(自分のメモです^^;)

テリパラチドは、遺伝子組み換え技術により
ヒト副甲状腺ホルモン(PTH)の活性部分1~34番アミノ酸を精製したペプチド製剤です。
ペプチド製剤なので、内服では消化管で分解されてしまうため
注射製剤(皮下注射)なのですね。

テリパラチドは骨芽細胞の機能を活性化することで、骨形成を促進するとされています。
薬効機序は、骨芽細胞への分化促進およびアポトーシス抑制だそうです。

海外のデータでは腰の背骨(腰椎)の骨密度(BMD)を12ヵ月で10%、18ヵ月で12%上げ
強力な骨増強効果があるお薬として注目されています。

また、骨折を抑制する効果をみたデータでは
新規椎体骨折発生を65%抑制したというものもあります。

効果・効能欄に記載のある適応疾患は『骨折の危険性の高い骨粗鬆症』です。
ヨーロッパ(EU)では2008年に、アメリカのFDAは昨年、追加適応として
『骨折リスクの高い男女における
継続的全身グルココルチコイド(ステロイド)療法に関連する骨粗鬆症の治療』が
認められていますので、日本でもじきに『ステロイド性骨粗鬆症』も追加適応となるでしょう。

また、発売当初は投与は18ヵ月までとされていましたが
現在では24ヵ月まで延長されています。

用法用量は、テリパラチド20μgを1日1回皮下注射するとされていて
実際には自己注射キット28日分(600μg)やカートとして発売されています。
フォルテオ.jpg
(画像はイーライリリー社さんのホームページから拝借しました)
インシュリンや、以前紹介したエピペンのような自己注射キットです。
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2010-07-09


明日は重篤な禁忌・副作用、注意すべき点について勉強します。
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stargazer

何で注射なのかな・・・と素人ながらに思っていましたら、
ペプチド製剤なのですね!
宜しければ、記事中の「海外のデータ」をご教示いただ
けると幸甚です。興味がありまして。(^_^;)
by stargazer (2011-08-10 20:39) 

Kite

stargazerさん、いつもnice! &コメントありがとうございます。
記事にある「海外のデータ」については、
イーライリリーさんのパンフやWebをチェックし直して
もう少し詳しく別記事で紹介させていただきますね。
by Kite (2011-08-11 17:25) 

stargazer

ありがとうございます。
楽しみにしております!
by stargazer (2011-08-11 21:06) 

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