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ITB療法~ポンプトラブル [医学~臨床]

ITB療法中のトラブルについて勉強しています。

これまでの報告では、カテーテルトラブルが多いのは記事にしましたが
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2011-07-26
ポンプの不具合も少数ながら報告されているようです。
その場合のトラブルシューティングについても勉強します。

1.モーター失速
ポンプ内のモーターの、ギアシャフトの摩耗によって
モーターが失速した事例が報告されています。
プログラマで設定した量が送り出されないので、痙縮が増強します。

ポンプ作動性の正確さは、以前の記事の通り、基本的にRefillの度に行います。
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2011-07-21
実際にポンプ内に残っていた薬液量と、プログラマ上の残液量とを比較し
変動率が±25%以内である事を確認します。
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2011-07-22
この値から外れればポンプ作動性の正確さを疑う事になります。

また、ポンプ内コンピューターに記録されている動作状態のログが
動作正常性の確認に有用です。

疑った場合の検査方法は、経時的放射線検査です。
モーターの羽部分の1箇所に放射線不透過マーカーがつけられています。
時間が経ってモーターが回転していれば、マーカーも動いているはずですので
それを確認できるかどうかでモーターの動作速度が適切かどうかを判断します。

具体的な手順は・・・
1.アクセスポートから、Huber針で薬液を約1~2ml吸引
2.ポンプを単純連続モードの最小量に設定する
3.最初のレントゲン撮影:コントロール画像とする
4.プライミングボーラスを設定し10μLで持続時間1分に設定する
5.プライミングボーラスが終了するまで2分待ち、再度レントゲン撮影
これをコントロール画像と比べ、ポンプ(マーカー)が60度回転しているかどうかを確認

これで異常があれば、ポンプの不具合と判断して
ポンプ取りだし・原因検索と、新しいポンプの再植え込みが必要になるのでしょう。
この検査で異常がなければ、やはりカテーテルトラブルを疑って
積極的な検査へ進んでいく事になります。


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sally

初めまして。
私の主人はITB療法のポンプを埋め込んで10年になります。
基本的にはとても素晴らしい方法だと実感しています。

私達が経験したトラブルはポンプの故障です。
ある日突然止まってしまいました。
交換手術前でしたが劣化が原因だったそうです。
カテーテルには異常が無かったのでポンプだけ交換しました。

離脱症状は素人の私には殆ど分かりませんでした。
熱発と、精神状態が少しハイになり、痙縮が強くなりましたが、
最初は風邪かな?と思いました。
主人の薬量は600μです。

1週間後に、これはおかしいと思い診察を受けたところ
止まっていることが分かりました。
アラームが鳴ったはずだと言われましたが気づきませんでした。

過去記事に長々と失礼しました。

by sally (2017-05-16 01:04) 

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