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先天性股関節脱臼~治療2 [小児の発達]

先天性股関節脱臼の治療、その2です。
生後6ヵ月までの乳児には、育児指導・Rb装具装着などを行うと記しました。
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2010-11-15

それより年長児で生後7ヵ月以降や、Rbで整復不能の場合には
以下の様な方法が検討されます。
1.牽引法traction
2.徒手整復法

1.の牽引法もその方法は様々で、水平牽引・オーバーヘッド牽引などがあります。
Over head tractionはこんな感じです。
LCC7.jpg

牽引で整復位が得られたら、整復位を保持できる状態での
ギプス固定やその後の装具固定などが行われます。

2.の徒手整復法は、整復前に牽引などを行って整復し易くした後に
関節造影などを行って整復位を保持できる肢位を確認し
その肢位でギプス固定や装具固定を行います。


これらの入院でおこなう治療を行っても整復不能なら、
あるいは歩行開始した後で見つかった先天性股関節脱臼の場合などでも
観血的整復術が検討されます。
手術をして、実際目で見て脱臼を治すのです。

術式も様々ですが、基本的には
脱臼阻害因子を除く+整復位に戻すと言う操作を術中に行います。
術後はギプスや装具での整復位固定が必要になります。

術式によっては、一度で済まないこともありますし
傷が大きく体への負担(侵襲)が大きくなる事もあります。

しかしそれまでの経過に関わらず、この手術をすべきタイミングに至った場合は
そのまま脱臼が整復されずにいると
手術の負担とは引き換えに出来ない程の負担を強いられる事になりますので
家族への十分な説明と理解を得る様に努力し
この手術はBenefit >> Riskの処置であり絶対的適応で、
手術への同意を得て、ほぼ必ず行われる処置です。

手術をせずに経過した場合については、別記事にします。
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