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先天性股関節脱臼~治療1 [小児の発達]

先天性股関節脱臼シリーズ。今日はいよいよ治療です。

治療法は患者さんの年齢(発達の程度)や治療への反応によって変わります。

まず、生後3ヵ月未満であれば、徹底的な育児指導を行います。
内容は、その原因の除去です。先日記事にした内容です。
http://mainichi-benkyou.blog.so-net.ne.jp/2010-11-09

生後3-6ヵ月の乳児に対しては、まずRiemenbugel(Rb)装具治療を行います。
「リーメンビューゲル」と読みます。
乳児の下肢の伸展を抑制し、かつ開排位を取りやすいようにデザインされた
革紐で作られた装具です。
LCC4.png


この装具は、患者さんが仰向けに寝ている時に最も効果を発します。
(頻繁に寝返りをする6ヵ月より大きい乳児には装着できません)
胸の前を通っているベルトが脚の内側を通りますので、
脚の重みで自然に開排位となります。
LCC3.png

計算上は、脚を蹴る動きが開排の方向に力を加えるようになっているそうですが
実際にはその効果による整復は、さほど見込めないようです。
(赤ちゃんがそれほど強く蹴らない)

あまり急激に開排が改善すると、股関節内圧が上がったりして
マイナスの副効果が出ますので、最初の図のように外側に枕を置いたりすることもあります。

装着時には、胸ベルト・下肢ベルト・膝ベルト・あぶみベルト・肩ベルトなどが
正しい位置にあるかどうか等をチェックします。

Rb治療で最も大切なのは「装着直後の頻繁なチェック」です。
股関節が腫れないか、伸展制限の度合いはどうか、ベルトによるトラブルはないか
なにより股関節が整復されたか、開排は出来るようになったかどうかなど
装着早期の変化を見逃さないのが大切です。

もし、装着だけして「じゃ、1ヵ月後にまた来てね」と言われたら
絶対に別な病院で診て貰ったほうが良いです(^^;


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