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ペルテス病; Perthes disease [小児の発達]

小児の股関節痛を来す疾患では、必ず鑑別に挙がる疾患です。

発育期に大腿骨近位骨端部(骨端核)が壊死する病気です。
壊死の原因は阻血:avascular necrosisとされています。

壊死自体はほぼ完全に修復されますが、きれいな形に修復される事が重要です。
骨頭の陥没性変形、扁平巨大化、骨端成長軟骨障害(成長障害・横径増大など)が
この病気の一番の問題となります。

原因は、小児期にこの部分を栄養する唯一の動脈である
「外側骨端動脈」が何らかの原因で閉塞するためとされています。
なぜ閉塞するのかははっきりとは分かっていませんが
疫学的に、ホルモン異常や局所への荷重外傷炎症などが考えられています。
(兄弟での発症があったり、元気の良い子に発症しやすいなど・・)
発症年齢は3~12歳、なかでも多いのは6~7歳くらいです。
一番多いのは小学校1年生位ということですね。

性別による発症頻度の差が大きいという特徴があり
5:1で男児に多いです。

また、片側での発症のみならず
15~20%では両側に罹患があるとされています。
(5人に1人は両側性ですから、意外と多いですね)

また、この疾患は
典型的な「股関節痛」を訴える子供ばかりではなく
「膝痛」や「大腿痛」を訴える場合もある事が、よく知られています。

この点では、単純性股関節炎との鑑別が難しいです。
診断の詳細は別記事にしたいと思いますが、
初期のペルテス病も単純性股関節炎も(もっと言えば化膿性股関節炎も)
レントゲンでは明らかな異常を指摘できない事もあるのが共通しています。
(単純性股関節炎は好発年齢・性別まで似ています)

しかしそれぞれの疾患の、股関節予後は全然違いますので
やはり、予後の悪い病気を念頭に検査を進めていくのが安全ですね。
(場合によっては治療も先に進めます^^)
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